産婦人科
赤ちゃんの脳の発達に対する母乳子供の世話の重要性は、世界中の研究に反映されています。
その上ブラジルの研究者たちは、1年以上母乳子供の世話だった人たちは30歳になるまでにより多く稼いでいる傾向があることを発見しました15。
あるイギリスの研究では、赤ちゃんの時に6か月間以上母乳育児だった16歳の青少年は、学校の試験で優秀な成績を収める性質が高いことが示されています。
10000人の子どもを対象にしたある研究では、4か月以上母乳育児だった子どもは5歳の時点で問題行動がある確率が30%低いという結果が示されました。
「ひとつは、母乳に含まれるDHAなどの長鎖脂肪酸に関連があり、これは脳と脳の発達にプラスの影響を及ぼします。
「この理由についてはいくつかの考えがあります」と、Hartmann教授は言います。
」また、最先端の研究では母乳育児は行動面でも長所があることが示唆されています。
脳の質量はこの極めて大切な期間にほぼ2倍になります。
ある米国の研究では、3か月以上完全母乳だった幼児や未就学児の脳は、母乳を飲んだことがない子どもたちよりも、大脳白質(脳のさまざまな領域を繋げ、その間で信号を転送する部位)が20〜30%多い事が示されました。
世帯収入や母親の教育水準などの要素を考慮に入れて結果をすり合わせしても、完全母乳の乳児は粉ミルクの乳児よりもIQが高い傾向があるようです。
生後6か月間は、赤ちゃんの脳が急速に伸びるする忙しいタイミングです。